


COLLECTION




半点茶碗は、気持ちをそっと贈れる器
一点ものの特別感、半点の想い、暮らしに馴染む使いやすさ
ペア茶碗や記念日の贈り物として選んでみるのはいかがでしょうか

● 半点の印が、さりげなく想いを伝える
半点は「違いを受け入れる」「不完全を愛する」というメッセージの象徴。
言葉では少し照れくさい気持ちも、器に込めてやさしく伝えられます。
● 世界にひとつだけを贈るという特別感
手仕事ならではの個性があり
釉薬の景色や表情がすべて違う半点茶碗
世界にひとつだけの器を贈れることが、ギフトとして大きな魅力です。
その人のことを想い選ぶ体験を通して
より深い気持ちを届けてくれます。
● 暮らしにすっと馴染む、実用的な贈り物として
軽くて持ちやすく、毎日使いたくなるサイズ感。
電子レンジOK・食洗機は控えめに。
長く日常に寄り添う器
半点茶碗ができるまで
半点茶碗は、いくつもの手仕事と時間を重ねて生まれます。
ただ形をつくるのではなく、土と釉薬と火の力が重なることで、はじめてその“表情”が現れます。
1|ろくろで形を生む
回る土と指先の感覚だけを頼りに、ひとつの器が立ち上がっていきます。
ここで基本のフォルムが決まります。
2|削りで整える(もうひとつの成形)
乾き始めた器の裏側や側面を丁寧に削り、重さやバランスを整えます。
「仕上がりの気持ちよさ」を決める、重要な工程です。
3|素焼きで土を落ち着かせる
低温で一度焼き、土を引き締めて次の工程に備えます。
ここから“器”としての強さが生まれはじめます。
4|釉薬と絵付けで景色をのせる
釉薬の流れ、にじみ、重なり。
半点茶碗の“個性”はここで生まれます。
絵付けが入るものは、この段階で丁寧に模様を描きます。
5|本焼きで表情が決まる
高温の窯の中で、釉薬が溶けて表情をつくります。
本焼きは2つの焼成方法で表情が変わります。
還元焼成(ガス窯)
炎が酸素を奪うことで、深みのある色合いに。
渋さや陰影が生まれ、より複雑な景色に。
酸化焼成(電気窯)
すっきり明るく、釉薬の色がクリアに出る。
やわらかく上品な仕上がりに。
同じ釉薬でも、窯の種類で全く違う表情を見せる——
これも“一点ものの美しさ”につながっています。
6|磨いて肌を仕上げる
焼き上がった器の表面を、手でやわらかく磨きます。
触れたときの心地よさをつくる、最後のひと手間。
7|仕上げの焼成(再焼成)で、さらに締める
最後にもう一度、短時間の焼成を行い、器をきゅっと締めます。
これにより、より強く、日々の暮らしに耐える器になります。